「ひと旗通信」vol.6について(2025.10月発行)

 先月、北海道経済部観光局観光振興課より、令和6年度の北海道観光入込客数調査報告書が公表されました。
 北海道への観光入込客数は約4,964万人であり、その内小樽へは約806万人(令和7年5月末、小樽市公表)が訪れています。
 その中でも、特に目を引いたのが、インバウンドの入込客数でした。
 北海道へのインバウンド入込客数は約283万人(上位3ヵ国:①韓国②台湾③中国)で、その内、なんと約半数の約137万人(GPS人流データ:令和6年1月~12月のインバウンド入込客数)が小樽を訪れており、小樽の魅力がインバウンドに伝わっていることになります。
 小樽や小樽近郊では、歴史的建造物の街並みや体験型観光、ローカルフードツーリズムなど、まだまだ魅力的な観光資源があるので、多様な旅行スタイルに対応した商品造成が求められています。
 オーバーツーリズムによる混雑や市民生活への影響が顕在化しておりますが、案内表示やガイド情報の多言語対応、Wi-Fi整備やキャッシュレス決済の導入など課題を一つ一つクリアし、今後も増加するインバウンドに対応していきましょう。

 ※参考
 <北海道観光入込客数調査報告書>
 https://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/kkd/irikomi.html

 

 <小樽市観光入込客数>
 https://www.city.otaru.lg.jp/docs/2020101000127/

 

 <小樽市 GPS人流データを用いた観光入込調査の結果報告>
 https://www.city.otaru.lg.jp/docs/2025042300015/